おひさしぶりです!
長い間コメントなしで申し訳ありませんでした。
荒巻さんをはじめこのブログの方々からありがたいお言葉をいただいてから自分なりに色々考えていたのです。
先日、立花先生とお会いして話した内容をここに記したいと思います。
まず、今までの自分は安易に答えを出しすぎていたのだ、ということがです。
今までの僕は「自分で思考する」ということをしていなかった、つまり「自分で問いを発する」ことをしていなかったのだと思います。
ただ本でえた知識で「在日朝鮮人」=「抑圧されているかわいそうな救われるべき人」、「国家」=「批判されるべき絶対悪」のように勝手にレッテルをはって自分の「善意」を満足させていたようです。
実際、現実世界に「善」と「悪」のように簡単に割り切れるものはほとんどなく(あるといえば数学の論理ぐらいのものでしょう)物事には色々な側面があり、絶対的な答えがないからこそ人間は問い続けなければならないということに気づかなかった。簡単に自分にとって都合のいい「答え」を探して納得していたのです。
荒巻さんにご指摘いただいた通り、自分の「実感」が得たいがために、「在日」に会いたいというのも自分勝手な論理でしかない。
会ってすべてが解決するならこれだけ議論が紛糾するわけはないんですよね。
想像力にしたって深く考えなかった。
本を読むのは「実感」があるからというのは、私なりの解釈では自分は「社会」のなかの一員でありそのあり方に責任(高橋哲哉氏の言葉を借りればresponsibility(「応答責任」))があるという認識の下で主体的に「社会」をより矛盾のないものにしていくため活動しなければならない、ということではないのでしょうか。
今までの僕はなんだかんだいっても社会と隔絶していた気がします。本を読んでも「自分の頭の中」で作られた世界に安住していたのです。
磯貝さんの著作を読んで立花先生が手紙を書いたというのは、磯貝さんが「在日」朝鮮人の研究家だからではなく、同じく「社会」をよりよくしていくために想像力(すぐに「正しい」「正しくない」の議論にはしるのではなく、現実の多様性・複雑性の狭間でどうしたらいいかを問い続ける力)を駆使して活動している人間だからではないか、という風に現時点では答えをだしています。
今の日本を考える時に「A級戦犯」に罪をすべてかぶせ(彼らが全く戦争責任がないなどというつもりはありません)自分たちはただ操られていただけだから「責任」はない、といってGHQの「平和主義」に踊らされていた戦後の日本人(私も当然その一員です)も自分と同じではなかったのかと思います。自分がそうであったかのように安易な結論に満足していれば生きるのには楽でしょうから。
戦争自体は私も極力回避すべきものだと思うし、これからもないにこしたことはない。「在日」という存在を生み出したようにさまざまな問題を生み出すものであるから。
ただ、今私(このブログをみている・書いている人を含めて)がパソコンを打っているという状況のなかにも朝鮮戦争の特需などの「戦争」の恩恵を受けているという事実がある。自分たちの政策が決定されている国会議事堂も在日朝鮮人が建設したものだし、戦後の日本人を丸ごと批判するのも現代人の横暴というものでしょう。
「アメリカが悪い」「日本が悪い」「中国も悪い」「朝鮮に資本投下した側面もあるのだから日本には責任は無い」などといった一面だけで物事をくくろうとする思考の中には安易な結論で安住しようとしている、人間の「弱い」の側面が垣間見れるのは僕だけでしょうか。
確かに過去の、それも「戦争」のような複雑な事象を考え続けるのはつらい。忘れたいのもわかる。けど問い続けることが人間を真に「道徳的」にするのも事実ではないだろうか。私はそう今は思っています。
人間は「神」ではないので「理想」に反して戦争をおこしたりすることは否めない。しかし往々にしておきる現実と理想のギャップを埋めるには「問い続けること」しかない。
「善」でも「悪」でもない、その間にある新たな世界を作るために自分は読書をし活動しようと思う。
その原動力も今までは「人より知識を持ちたい」という虚栄心、「自分は常に人よりも知識を持っていなければならない」という強迫観念にもにた義務感、「抑圧されている他者のため」などの大義名分によりすがろうとするヒロイズムなどでした。
今もこれらがなくなったなんていうつもりは毛頭ありません。それこそ自分が危惧すべき「善悪二元論」なのですから。
ただ今は違う。
純粋に「楽しさ」が大きい!!!「近代」によって固定化されていた自分がドンドン壊されていく感じが快感なのです!
もう言い訳や「他者のため」などというごまかしはしません!「楽しい」から読書をし、活動するのです!
社会と自分がかかわっているという実感、これにこそ自分の世界を広めていける鍵があるのだから!
自分の世界を、また「社会」をより豊かにするために僕はこれからもがんばっていきたいです。
今回の記事でもドンドン批評してください!率直な批評こそが私を高め、世界を豊かにするのだと確信しています。
P、S
最近読書が楽しくて一日一冊のペースで新書を読んでいます。そのレビューも時間の許す限りアップしていきたいので批評をよろしくお願いします!
みなさんのおかげでまた自分の道が少しずつ開けていっていると感じられることに感謝します。